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風邪で歯が痛いのはなぜ?その原因と痛みの特徴、対処法を解説

風邪をひくとなぜか歯が痛くなる。そんな不思議な現象を経験したことはありませんか?風邪のウイルスは喉の奥に感染するもので、歯とは何ら関係がないことから、疑問に感じている方も多いことでしょう。そこで今回は、風邪で歯が痛いと感じる原因やメカニズム、対処する方法などを詳しく解説します。

風邪で歯が痛くなる原因

実は、風邪で歯が痛くなるのは、決して不思議なことではありません。なぜなら上の奥歯は、副鼻腔(ふくびくう)という鼻の空洞に突き出ていたり、近接していたりすることが多いからです。風邪をひくと、喉の奥だけでなく、鼻の中にも症状が現れますが、それがまさに副鼻腔なのです。副鼻腔で炎症が起こったり、鼻水や膿が溜まったりすれば、すぐ近くにある奥歯にも影響がでてきます。それを歯そのものに異常が生じていると勘違いしてしまうケースも珍しくはありません。

風邪による歯の痛みの特徴

副鼻腔炎に伴う歯痛には、次に挙げるような特徴があります。

特徴1:歯やその周りに違和感が生じる

風邪の一種である副鼻腔炎を患った時には、上の歯やその周りに違和感が生じる場合があります。それは「歯が浮いているような感覚」であったり、「鈍い痛み」が生じていたりとさまざまですが、風邪をひいたタイミングでそうした違和感が現れた場合は、まず経過を見ましょう。風邪が治った後も違和感がなくならない、もしくは歯の症状が強くなってきた場合は、歯科医院でみてもらう必要があります。歯に何らかの異常が生じているかもしれません。

特徴2:上の歯が全体的に痛い

特定の歯1本ではなく、上の歯が全体的に痛い場合も副鼻腔炎の影響が考えられます。副鼻腔で起こった炎症が上の歯に刺激を与えているのでしょう。特定の歯が1本だけで痛いと感じる場合は、虫歯や歯周病の可能性が高まります。

特徴3:風邪の治癒から2~3日で症状がなくなる

副鼻腔炎が原因の歯痛は、風邪が治って2~3日も経過すると症状がなくなります。それは副鼻腔の炎症によって上の歯が一時的に刺激を受けていた証拠といえます。風邪が治癒してからも、しばらく歯の痛みが続くようであれば、早期に歯科を受診しましょう。もともとあった虫歯や歯周病の症状が副鼻腔炎によって悪化した可能性が高いです。重度の歯周病にかかっている場合は、風邪による免疫力低下によって、歯周ポケット内の細菌の活動が活発化しているかもしれません。その結果として、歯ぐきや歯に痛みが生じることがあります。

風邪で歯が痛い時の対処法

風邪で歯が痛い時は、次のような方法で対処しましょう。

対処法1:内科を受診して治療を受ける

風邪をひいたらまずは内科を受診しましょう。そもそも今の症状が風邪であるかどうかを調べる必要があります。副鼻腔炎と診断された場合は、抗生物質等が処方されますので、医師の指示通りに薬剤を服用してください。副鼻腔炎由来の歯の痛みであれば、風邪を治すことでその症状も治まっていきます。念のため、内科を受診した際にも歯が痛いという症状について伝えておいた方が良いでしょう。

対処法2:水分や栄養を十分にとる

風邪を治すためには、十分な栄養を摂取する必要があります。発汗によって脱水にもなりやすいことから、水分はこまめにとるようにしましょう。風邪の症状に加えて歯の痛みまで出ている場合は、普段通りの食事を行えないかと思いますので、あまり噛まずに飲み込めるお粥や豆腐、ゼリーなどでカロリーおよび栄養を摂取するようにしてください。食欲がないからといって何も食べないでいると、風邪の治りが遅れてしまいます。さらには、歯の痛みも強くなることもあるため十分な注意が必要です。

対処法3:安静に過ごす

食事をとったら横になって安静に過ごしてください。当然ですが運動や飲酒、喫煙などは風邪の治りを妨げることから控えなければなりません。安静に過ごすことで、体力が回復し、免疫力も高まります。

対処法4:歯痛が治らない場合は歯科を受診

風邪をひいている間は、内科で処方された薬を飲み、十分な栄養をとりながら安静に過ごすことが大切ですが、副鼻腔炎の症状が治った後も歯痛が残っている場合は歯科を受診した方が良いです。歯科で検査を受けることで、虫歯や歯周病などが見つかることでしょう。虫歯や歯周病は風邪のように自然に治ることはないため、歯を削ったり、歯石を取ったりする処置が必須となります。

まとめ

今回は、風邪で歯が痛いと感じる理由や症状の特徴、対処する方法などを解説しました。風邪による副鼻腔炎では、近接する上の歯にまで刺激が伝わることがあるため、歯痛という症状が現れます。風邪の治癒とともに歯痛も消失すれば良いのですが、2~3日経っても歯の痛みが治まらなかったり、むしろ症状が強くなったりしている場合は、虫歯などの異常が疑われますので、歯科を受診しましょう。とはいえ重要なのはまず風邪を治すことなので、歯痛を伴っていたとしても、内科から診察を受けるようにしてください。