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PEDODONTICS

小児歯科

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小児歯科

子どもの歯の健康を生涯守るために

小児歯科

大人と子どもの歯の特徴の違いは何でしょうか、
大人は永久歯が揃っている状態ですが、子どもは成長期であり、乳歯から生え、永久歯へ生え変わるなど変化し続けることが大きな違いです。

子どもの歯は永久歯を正しい位置へと導き、噛み合わせを含めた骨格形成をサポートする必要があります。
そんな繊細な子どもたちの歯を専門に診るのが小児歯科になります。小児歯科は0歳〜12歳くらいを対象にしています。乳歯は永久歯より柔らかくて虫歯になりやすい上に、菌による虫歯感染の進行も早いので、日頃から気を付けることが大切です。
「乳歯はそのうち生え変わるから大丈夫」と思われがちですが、これは正しくありません。
乳歯には、丈夫な永久歯を支え、正しい位置へ導く重要な役割があります。また、乳歯は顎の成長、知能の発達、そして健康な噛み合わせにも大きく影響します。
さらに、虫歯の残っている環境で永久歯が生えると、その永久歯が虫歯になる確率が70%も高まるという研究結果もあります。

乳歯が生え始めたら、子どもの成長に合わせて、適切な治療や予防を心がけることが大切です。
そうすることで、健康な発育をお口からサポートします。
当院では、患者さまとのコミュニケーションを重視し、無理な治療は行わず、まずは歯医者さんに慣れることから始めます。
子どもが楽しめるキッズスペースや、ご家族皆さまで利用いただけるファミリールームを各診療室に設けています。

歯医者さんを嫌いにならないために

小児歯科

歯の治療は大人でも気が引けてしまうものですから、子どもにとっては尚更怖く感じるはずです。子連れでの受診時、スムーズに来院するために子どもに内緒で来院される方もいらっしゃると思います。
しかし、なるべくなら内緒にせず来院してください。嘘をつかれたと感じることで、余計に嫌になってしまうこともあるからです。子どもは親の気持ちを敏感に汲み取るもので、マイナスな気持ちや不安な気持ちは伝わっていきます。ご両親が、当たり前のことだと普段と同じ態度で接することで子どもは安心し、治療に対する抵抗感を減らすことができるのです。そして治療が終わったら「すごいね、頑張ったね、さすが!」とたくさん褒めてあげてください。褒めることがとても大切です。小さな成功体験が勇気を与え、歯科嫌いを克服してくれるでしょう。

またコツの一つとして、午前中の受診がおすすめです。夕方ですと疲れが出てきて不機嫌になりやすい傾向にあるからです。子どもの機嫌や体調の良い元気な時間帯を狙ってみてください。

また受診までの間、待合室でリラックスして過ごせるよう、子どものお気に入りの絵本やおもちゃなどで遊んでお待ちいただくのもいいかと思います。
当院でもご用意しておりますので、お気軽にお声かけください。

子どもの歯を守る当院の予防メニュー

歯磨き指導

子どもが自ら楽しく歯磨きを習得できるよう、歯ブラシの持ち方や動かし方をわかりやすく説明します。
また、保護者の方にも一緒に参加していただき、親子で一緒に歯磨きをすることで、子どもが楽しみながら学べる環境を作ります。
定期的に歯科医院でのチェックも行い、正しい歯磨き習慣が続くようサポートします。

歯間ブラシやデンタルフロスの使用

子どもの虫歯予防の一環として、歯間ブラシやデンタルフロスを使用しています。
これらの道具は、歯ブラシだけでは届かない歯と歯の間の汚れや食べかすを効果的に除去するために非常に重要です。

フッ素塗布

フッ素は、歯のエナメル質を強化し、虫歯菌から歯を守る効果があります。定期的なフッ素塗布は、特に成長期の子どもにとって重要です。フッ素塗布は短時間で痛みもないため、子どもも安心して受けていただけます。また、フッ素の効果を最大限に引き出すためには、家庭での歯磨き習慣と合わせて行うことが大切です。

シーラント

シーラントとは、歯の溝やくぼみに特殊な樹脂を塗布することで、虫歯菌が入り込むのを防ぎます。特に奥歯の噛む面は、汚れが溜まりやすく虫歯になりやすい箇所ですが、シーラントを施すことで効果的に保護することができます。この処置は痛みもなく短時間で終わるため、子どもにとっても負担が少なく、安心して受けていただけます。定期的なシーラント処置と合わせて、日々の適切な歯磨き習慣を維持することで、虫歯の予防効果をさらに高めることができます。

虫歯を予防する3つの習慣

1.だらだら食べは注意!おやつの時間を決めておきましょう

虫歯は、糖分を栄養源として酸を作り出し、その酸が歯を溶かしてしまう病気です。したがって、糖分が口の中に長時間残ると、虫歯のリスクが高まります。ジュースや飴など、糖分が多く含まれる食品は特に注意が必要です。おやつは決まった時間に与え、だらだらと食べさせるのは避けるようにしましょう。

2.糖分の少ないおやつ選びをすることもポイント!

チョコレートや飴のように糖分が多く含まれるおやつは避け、子どもが好きな味のふりかけを使ったおにぎりや、野菜(サツマイモなどの甘いもの)など、小さな食事を工夫しながら取り入れることが重要です。

3.食後の歯磨き習慣を身につける

食後やおやつの後は、なるべく早めに歯を磨く習慣をつけましょう。
食べかすは虫歯菌にとって好ましい環境を作りますので、早めに取り除くことが重要です。外出先で歯磨きが難しい場合でも、お茶や水でうがいをするだけでもかなり効果があります。

赤ちゃんにキスはご法度!

あまりの愛らしさと愛しさでキスをしたくなる気持ちは分かりますが、一度思いとどまってみてください。虫歯は感染症だとご存知ですか?虫歯が感染症であることは随分と周知されるようになってきましたが、子どもたちを虫歯から守る観点から今一度考えてみたいと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中は、無菌状態で虫歯菌はいないと言われています。虫歯菌を持っている大人とキスなどのお口のスキンシップが原因で、親から子どもへ虫歯菌が移り、虫歯に感染することがあります。
特に、生後1歳半から3歳までの時期は虫歯菌に感染しやすいです。
そのため、この感染しやすい時期には、子どもと同じ箸やスプーンを使わない、離乳食を直接口移しで与えないなど、口を介したスキンシップを避けることが大切です。
これにより、将来的に子どもの虫歯の数を減らすことが可能です。

虫歯菌が移ったかどうかは目で見てわかるものではありませんね。
だからこそ、うつさない工夫と同時に、毎日の歯磨きで歯を清潔に保つことが大切です。
親御さんも子どもと一緒に歯を磨き、磨き残しのないようにチェックし、仕上げ磨きをしてあげることが重要です。
また、歯科での定期検診やブラッシングの指導を受けることも、子どもの口内健康を守るために効果的です。

成人までに虫歯を持たずに健康な歯を維持できれば、成人後に虫歯になるリスクが約80%減少するとされています。また、虫歯により歯が弱くなると、将来選べる夢や職業に影響が出ることもあります。子どもの未来の可能性を広げ、痛みを経験させないためにも、幼い頃から虫歯を予防する習慣を身につけましょう。

よくある質問

歯医者が苦手な子どもの治療も対応してもらえますか?

はい、当院では歯医者が苦手な子どもにも対応できるよう、リラックスできる環境と優しいスタッフが揃っています。子どもの不安を軽減し、安心して治療を受けられるよう努めております。心配事があればお気軽にご相談ください。

子どもを歯医者嫌いにさせたくないのですが、どうしたらいいですか?

子どもが歯医者を嫌いにならないようにするためには、早い段階から定期的に歯科検診に通い、歯医者に慣れることが大切です。また、歯科医院を楽しい場所と感じられるよう、ポジティブな体験を提供することも大切です。

子どもが口の中を怪我をしてしまいました。すぐに診てもらった方が良いのでしょうか?

はい、口の中を怪我した場合は、すぐに歯科医院で診てもらうことをおすすめします。早期の治療が、感染症やその他の問題を防ぐために重要になります。

自宅でもフッ素塗布はできますか?

はい、自宅でもフッ素入り歯磨き粉やフッ素ジェルを使用して、フッ素塗布を行うことができます。ただし、使用方法や頻度については、歯科医師に相談してください。

仕上げ磨きは何歳頃まで必要ですか?

仕上げ磨きは、小学校低学年まで続けるのが理想です。子どもが自分でしっかりと歯磨きができるようになるまで、親が仕上げをしてあげると良いでしょう。