虫歯予防で大切なこと
「虫歯になっても歯医者さんで治療すれば大丈夫」と思っている方も多いのではないでしょうか。
歯はたとえ治療しても、元通りの健康な歯が戻ることはありません。なぜなら、虫歯になってしまうと、虫歯の部分を削って詰め物や被せ物をしなければならないからです。
また、治したら終わりというわけにもいきません。一度、虫歯にかかってしまった歯は虫歯の再発リスクも高いと言われています。実際に、虫歯治療後の約80%の患者様が、同じように虫歯にかかって再来院されています。治療した歯が再度、虫歯にかからないように定期検診と定期クリーニングなどの予防メンテナンスが重要です。
このように、いつまでも健康な歯を残す為には、日頃から虫歯にかからないように予防することが大切です。ご自身のこれからの未来の為に虫歯予防を心がけましょう。
当院では歯の予防に関して診査・診断を重要視しており、歯を削る・詰めるということが必要になる前のアプローチを実施していきます。
疾患の予防の為には「問診」、患者様とのコミュニケーションが最も大切だと考えております。

まずは患者様のお話をしっかりと伺い、その上で視診を行います。
その際、拡大鏡やマイクロスコープを用いることでより精度の高い視診が可能となります。虫歯の大きさや進行性を評価して、予防・治療計画を作成いたします。

詰め物や被せ物などの耐久性は平均して10年ももたないことが実状です。理由は、お口の状態が変化していくことで、治療当初はぴったり合っていたとしてもズレなどの不具合が出てくる為です。
つまり、どんなに優れた詰め物や被せ物でも一生使い続けることはできないということです。
歯は一度削ると元には戻りません。健康な歯で過ごせるように、大切な歯を一生守っていけるように、適切な歯の予防を行っていきましょう。

虫歯を予防し、健康な歯を保つ方法の一つとして、定期的に虫歯のリスク評価を行い、対処するメンテナンスをおすすめします。
当院では、科学的根拠に基づいたリスク評価を行い、「どうしたら虫歯にならないか」を判断しています。その上で、一人ひとりに合わせた歯科医院でのメンテナンスを行い、ご自宅でのケアの方法をお教えします。