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コーヒーが歯の着色の原因となる理由と対処法を解説

コーヒーには、頭をスッキリさせたり、気持ちをリラックスさせたりする効果が期待できるため、仕事や勉強の合間に飲んでいる方も少なくないことでしょう。
コーヒー自体には、全身の健康維持・増進に寄与する効果も期待できることから、1 日に 1~2 杯、飲む程度の習慣は、むしろ推奨されるくらいです。
ただし、歯の着色が気になる場合は注意が必要といえるでしょう。

今回はそんなコーヒーが歯の着色の原因になる理由と対処法、コーヒー以外でも着色に注意すべき習慣などを詳しく解説します。

コーヒーが歯の着色の原因になる理由

コーヒーは、見るからに濃い色をしているため、歯の着色の原因になっても何ら不思議ではありません。
実際、コーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンといった物質は、歯を黄ばませることが分かっています。
それは色素が歯の表面に付着するだけではなく、エナメル質の内部にまで入り込んでしまうからです。
歯垢や歯石に色素が沈着することでも歯が黄ばんで見えるようになりますが、そうした歯の着色は汚れを取り除けば改善できます。
やはり問題となるのは、歯そのものに沈着したポリフェノールやタンニンといえるでしょう。

コーヒーによる歯の着色はどうやって落とす?

コーヒーが原因で着色してしまった場合、次のような方法で落とすことができます。

方法 1:歯科医院のホワイトニング

歯科医院のホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった漂白作用のある薬剤を使用できることから、歯の内部にまで浸透したコーヒーの色素も化学的に分解・除去することが可能です。
とくに歯科医院ですべての処置が完結する「オフィスホワイトニング」は、比較的強い作用の薬剤を光で活性化させるため、高い即効性が期待できます。
オフィスホワイトニングにかかる費用は、1 回あたり 10,000~60,000 円程度です。
自宅で行う「ホームホワイトニング」は、過酸化尿素という比較的弱い作用の薬剤を使用するため、即効性に劣りますが、持続性に優れたホワイトニング法といえます。
ホームホワイトニングにかかる費用は、25,000~40,000 円程度で、オフィスホワイトニングより少し安くなっています。

どちらもコーヒーによるしつこい歯の黄ばみを効率よく取り除けます。

方法 2:自宅でのセルフホワイトニング

セルフホワイトニングとは、文字通りセルフ(自分)で歯を白くする方法で、市販のホワイトニング用歯磨き粉や歯のマニキュア、歯の消しゴムなどを活用します。
どれも安価で手に入りやすいですが、歯の表面に付着した汚れしか取り除けないため、しつこい歯の黄ばみにはあまり効果が期待できません。

また、研磨剤を活用したセルフホワイトニンググッズは、歯面に傷をつけるリスクがあることから、使用方法には十分な注意が必要となります。

歯の表面の汚れを取り除きやすくする成分として、「ポリリン酸 Na」や「メタリン酸 Na」などが配合されています。

方法 3:ホワイトニングサロンでの施術

ホワイトニングサロンでは、利用者自身がセルフホワイトニングを行います。

セルフホワイトニングの薬剤は、歯の表面の汚れを落とすためのものなので、過酸化水素や過酸化尿素といった漂白剤は使われていません。
歯科医師が在籍していないため、歯科医院のホワイトニングを実施することはできないのです。
その分、費用が安く、気軽にコーヒーの着色汚れを改善することができます。
光照射によって薬剤を活性化させることで、自宅で行うセルフホワイトニングよりは高い効果が期待できるでしょう。

コーヒー以外の歯の着色の原因とは

歯の黄ばみや黒ずみといった着色汚れは、コーヒーだけが原因となるわけではありません。

次に挙げる 6 点もコーヒーと同じくらい、場合によってはそれ以上に歯に着色しやすいといえます。

原因 1:喫煙習慣

タバコの煙には、タールという歯の黄ばみの原因物質が含まれています。
一般的には“ヤニ”と呼ばれるもので、壁や天井を黄ばませることでも有名です。
その着色性は極めて強く、一度、エナメル質に沈着すると、ブラッシングやクリーニングで落とすのは困難となります。

原因 2:歯石

歯垢が石灰化を受けて石のように硬くなった物質です。
歯石に色素が沈着すると、歯が黄ばんで見えるようになります。

原因 3:色の濃い食べ物、飲み物

キムチやカレー、赤ワインなどを習慣的に口にしている方は、歯の黄ばみにご注意ください。
色の濃い食べ物や飲み物は、見た目の通り歯の着色が起こりやすいです。

原因 4:悪い歯並び

歯並びが悪いと、歯垢や歯石、食品由来の色素がたまりやすく、歯の着色も起こりやすくなります。

原因 5:抗生物質

テトラサイクリンという抗生物質は、歯の発育期に長期間、服用することで歯の変色を引き起こすことがあります。

原因 6:加齢

私たちの歯は、年を重ねるごとに摩耗が進み、エナメル質が薄くなります。
その結果、黄色味を帯びた象牙質が目立つようになるのです。

まとめ

今回は、コーヒーが歯の着色の原因となる理由と対処法について解説しました。

コーヒーに含まれるポリフェノールやタンニンは、エナメル質に沈着することで歯を黄ばませるため、歯の着色に悩まれている方は十分にご注意ください。
コーヒーで黄ばんだ歯は、歯科医院でのホワイトニングや自宅またはサロンで行うセルフホワイトニングで改善することが可能ですので、自分に合った方法を試してみると良いでしょう。

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