どのタイプの歯ブラシがおすすめ?
- 2021/06/16
- 予防歯科
こんにちは!
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科院長の吉岡です。
今回は「おすすめのタイプの歯ブラシ」について投稿させていただきます🪥
今回は、この図のヘッド(ブラシ部分)に焦点を当てて、ご説明させていただきます!
ヘッドの種類の説明のあとに、お悩み別におすすめの歯ブラシの種類を掲載しておりますので、どうぞご一読ください🪥
✳︎ヘッドの種類✳︎
① 硬さ
「かため」「ふつう」「やわらかめ」
△かため
汚れを落とす効果が高く、「しっかりと磨いた!」という磨きあがり。ただし、力を入れてゴシゴシと強く磨くと歯や歯茎が傷ついてしまうので、あまりおすすめはしておりません。
○ふつう
誰でも使いやすい一般的なタイプです。正しい磨き方が出来ていれば、ふつうの硬さでも十分汚れを落とせます。
○やわらかめ
歯や歯茎を傷つけにくく、優しく磨くことができます。ただし、汚れを落とす効果が弱いため丁寧に磨くように注意しましょう。
②毛の形状
「フラット(平ら)」と「山型」
○フラット(平ら)
平らな形状は歯垢が溜まりやすい歯と歯肉の境目を磨くのに適しているので虫歯予防に◎です。
△山型
歯間の挟まった歯垢を落とすためにギザギザの加工がされているのですが、この形状は一般的に毛先が寝やすいため、歯垢除去の効率が下がってしまいます。
※歯間にはデンタルフロスが有効的です
③毛先の形状
「ラウンド型」と「テーパー型」
○ラウンド型
1本1本が丸い毛先になっていて歯茎にやさしく、傷つけないようになっています。
歯の表面に多く触れるので汚れが落ちやすいです。
○テーパー型
先端に向かうにつれて細くなっているタイプです。毛先が細く、歯の間や歯周ポケットの汚れも落とすことができるので、歯周病予防に向いています。
④幅
「小さめ」「ふつう」「大きめ」
○小さめ(コンパクトヘッド)
奥歯や隅々までしっかり磨くことができます。
○ふつう
細かく磨くのが苦手な人におすすめです
△大きめ
前歯など歯の面積が大きい歯は磨きやすいです。
※しかし、細かい部分はさらに磨きにくいため汚れが残らないよう気を付けましょう。
👇👇お悩み別のおすすめ歯ブラシはこちら👇👇
【特にお悩みのない方、一般的に使いやすい目安】
・毛の並びが縦に3列か4列
・ヘッドの長さが人差し指の第1関節ほど、または前歯2本分位の大きさ
・硬さ「ふつう」
・形状「フラット(平ら)タイプ」
【奥歯に虫歯ができやすい方・歯並びに不安がある方】
・幅「小さめ」(コンパクトヘッド)
・毛先「ラウンド型」
・形状「フラット(平ら)タイプ」
【歯周病の方・歯ぐきから出血がある方】
・硬さ「やわらかめ」
・毛先「テーパー型(先端細いタイプ)」
【早く磨きたい方、ご高齢の方など】※補足です
・電動歯ブラシ
数秒間に多く自動振動してくれるので自分の手で細かく動かす必要がなく、効率よく手磨きより早く汚れを落とすことができます。
ただし、ヘッドの振動が気持ち悪いと感じたり、磨けていると錯覚して汚れが残ってしまったりすることもあるので、かかりつけの歯医者さんにて使い方の指導を受けていただくことをお勧めいたします。
✳︎次回は、、、✳︎
「年齢別のおすすめの歯ブラシ」を投稿予定です!
最後まで読んでいただきありがとうございました😊
阿佐ヶ谷パール歯科・矯正歯科
院長 吉岡寿浩