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銀歯を被せた後に歯が痛いのはなぜ?原因や対処法、受診の目安を解説

銀歯を被せた後、「噛むと痛い」「冷たいものがしみる」と感じたことはありませんか。実はその痛みには、治療直後の一時的な反応から、銀歯の下での虫歯再発や神経のトラブルまで、さまざまな原因が考えられます。ここでは、銀歯を被せた後に生じる痛みの原因や対処法、受診の目安などを解説します。

痛みやしみる症状が出る主な原因

銀歯を入れた後に痛みやしみる感覚が出ることは、決して珍しいことではありません。症状が出るタイミングによって、考えられる原因が異なります。

銀歯を入れた直後の痛み

治療後しばらくの間は、以下のような原因で不快症状が起きることがあります。

治療による刺激

歯を削ると、治療後しばらくは内部にある神経が過敏になり、痛みや違和感を覚えやすくなります。とくに深い虫歯の治療で起こりやすく、多くの場合、1週間~10日程度で症状は落ち着いていきます。

金属の熱伝導

銀歯は金属でできているため、セラミックや樹脂素材と比べて熱を伝えやすい性質があります。そのため、冷たいものや熱いものを口にしたときに、しみるような感覚が生じやすくなります。多くの場合、数週間かけて徐々に和らいでいきます。

かみ合わせのずれ

銀歯を入れた直後は、上下の歯の当たり方(かみ合わせ)が微妙にずれていることがあります。特定の歯だけに強い力がかかり続けると、痛みや違和感につながることがあります。この場合は、歯科医院でかみ合わせを調整するだけで症状が改善することがほとんどです。

銀歯を入れて数か月以上経ってからの痛み

銀歯を入れてから数か月~数年後に痛みが出る場合は、別の原因が考えられます。

銀歯の下で虫歯が再発している

銀歯と歯のすき間から細菌が入り込むと、再び虫歯が進行し、痛みを伴うことがあります。外からは見えないため気づきにくく、痛みが出る頃にはかなり進行しているケースも少なくありません。

神経の炎症や歯の根の先のトラブル

歯の内部にある神経が炎症を起こしていたり、歯の根の先に膿がたまっていたりすると、じんじんとした痛みや強い痛みが現れることがあります。このような場合は、神経の治療(根管治療)が必要になることもあります。

歯の根が割れている(歯根破折)

神経を取った歯は取る前に比べると歯の強度が落ちるため、強い衝撃で根が割れてしまうことがあります。割れた部分から細菌が入り込むと、痛みや歯ぐきの腫れを伴うことがあります。

歯が痛む場合にしたほうがいい事と受診すべき判断基準

銀歯を被せた歯に痛みが出ると、「すぐに受診すべきか、しばらく様子を見ていいのか」と迷うことも多いでしょう。ここでは、自宅でできる対処法と、受診を検討するタイミングの目安について解説します。

自宅でできる対処法

痛みが出たとき、以下の方法を試すと症状が和らぐことがあります。

患部を安静に保つ

痛みがある側ではできるだけ噛まないようにして、患部に余計な負担をかけないようにしましょう。極端に冷たいもの・熱いものは症状を悪化させることがあるため、しばらく控えることをおすすめします。

市販の鎮痛薬を活用する

市販の鎮痛薬(痛み止め)は、一時的な痛みの緩和に役立ちます。ただし、根本的な解決にはなりませんので、あくまで応急的な対処として活用してください。服用の際は必ず用法・用量を守りましょう。

お口の中を清潔に保つ

お口の中を清潔に保つことは、症状の悪化を防ぐためにも大切です。症状が軽く、歯ブラシを当てられる場合は、患部を刺激しないよう優しくブラッシングしましょう。痛みが強くて歯ブラシを当てるのがつらい場合は、無理に磨かず、洗口剤(マウスウォッシュ)でお口をすすぐだけでも構いません。

受診を検討する目安

以下のような症状がある場合は、歯科医院への受診をご検討ください。

  • 2週間以上経っても、痛みやしみる感覚が続いている
  • 痛みが日増しに強くなっている
  • 歯ぐきが腫れている、または膿が出ている
  • かみ合わせに明らかな違和感がある

また、古い銀歯(入れてから数年以上経過したもの)で、1年以上定期検診を受けていない方は、症状が治まっても早めの受診をおすすめします。

銀歯の再治療とは

銀歯の下で虫歯が再発したり、痛みが続いたりする場合には、再治療が必要になることがあります。再治療にはいくつかの選択肢があり、費用・見た目・耐久性などの観点から自分に合った方法を選ぶことが可能です。

銀歯(保険診療)

以前と同じ銀歯で作り直す方法で、保険が適用されます。費用の負担が少なく、多くの方に馴染みのある治療法です。ただし、金属アレルギーが気になる方や、見た目が気になる方には向かない場合もあります。

ダイレクトボンディング(自費診療)

歯科用の樹脂(コンポジットレジン)を歯に直接盛り付けて形を整える方法です。歯を削る量を最小限に抑えながら、天然歯に近い見た目に仕上げることができます。ただし、虫歯の大きさや歯の状態によっては適応できないケースもあります。

セラミック(自費診療)

セラミックは天然歯に近い白さや透明感を再現できます。また、表面がなめらかで汚れがつきにくいため、再び虫歯になるリスクを抑えられるのもメリットです。審美性と機能性を重視する方におすすめです。

まとめ

銀歯を被せた後の痛みには、治療直後の一時的な反応から、虫歯・神経の問題、歯根破折まで、さまざまな原因があります。痛みが長引く・強くなるといった場合や、古い銀歯で長期間検診を受けていない方は、早めに歯科医院へご相談されることをおすすめします。
気になる症状がある方や、治療の選択肢について詳しく知りたい方は、どうぞお気軽に当院へご相談ください。