歯に物が詰まる理由とは?考えられる原因と正しい対処法
- 2026/02/02
- 一般

食事をしているとき、歯に物が詰まるのが気になりつつも「とくに痛みはない」「たいして苦にならない」とそのままにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その現象の裏には虫歯や歯周病など、歯や歯ぐきのトラブルが潜んでいる可能性があります。今回は、歯に物が詰まる主な原因や放置した場合に起こりやすいリスク、詰まりやすさを感じたときの対策についてご紹介します。
Contents
歯に物が詰まる5つの主な原因
歯に物が詰まるのは「たまたま」ではなく、多くの場合、歯や歯ぐきに何らかの変化が起きている可能性があります。以下に、代表的な原因をご紹介します。
①虫歯によってできた「すき間」や「穴」
虫歯が進行すると、歯の表面や歯と歯の間に凹凸や穴が生じます。とくに、歯と歯の間に虫歯ができると、本来ぴったり合っている部分にすき間ができ、食べ物が入り込みやすくなります。
さらに、奥歯の噛む面にできた虫歯の穴も、食べ物が詰まりやすい場所です。このような歯間や奥歯は、虫歯による見た目の変化に気づきにくいため、「最近物がよく詰まる」という症状で、はじめて虫歯を自覚するケースも少なくありません。
②歯周病による歯ぐき下がり・歯のぐらつき

歯周病によって歯を支える骨が溶けてくると、それにともなって歯ぐきが下がり、歯と歯の間のすき間も徐々に広がっていきます。このすき間に食べ物が入り込むようになり、詰まりを感じやすくなります。
さらに、骨が大きく溶けて歯が揺れだすと、噛んだときに食べ物が歯の間に押し込まれやすくなります。
③詰め物・被せ物が合っていない
過去に治療した詰め物や被せ物が、歯の形や隣の歯とぴったり合っていないのも、物が詰まる原因の1つです。わずかな段差やすき間でも、そこに食べ物が引っかかってしまいます。
見た目では問題がなくても、日常の食事のなかで「物が詰まりやすい」「汚れが取れにくい」と感じたら、放置せずに早めに歯科医院へ相談しましょう。
④歯並び・かみ合わせの乱れ
歯並びがデコボコしていたり、歯と歯の間にすき間があったりすると、その部分に食べ物が入り込んでしまいます。また、かみ合わせのバランスが悪いと、一部の歯に噛む力が集中し、その部分に物が挟まりやすくなります。
⑤加齢によるお口の変化
年を重ねると体や肌に変化が出てくるのと同じように、お口の中の環境も少しずつ変わっていきます。こうした加齢による変化によって、以前よりも歯と歯と間に物が詰まりやすくなることがあります。
詰まったまま放置するリスク
歯に物が詰まる状態をそのまま放置すると、知らないうちにお口の中でトラブルが進行してしまうことがあります。
歯ぐきの違和感・痛み

歯に詰まった食べ物が、噛むたびにさらに奥へ押し込まれると、その物理的な刺激によって歯ぐきに違和感や痛みを生じやすくなります。
虫歯や歯周病の進行・悪化
歯に物が詰まった状態が続くと、その周囲は細菌が増えやすい環境になります。その結果、新たな虫歯が発生したり、歯ぐきが炎症を起こして歯周病が進行したりするリスクが高まります。いずれも初期では自覚症状が出にくく、気づかないうちに悪化してしまうため、注意が必要です。
口臭の悪化
歯に詰まった食べ物が長時間残ると、腐敗して強いニオイを発するようになります。口臭は自身では気づきにくいため、知らないうちに周囲を不快にさせていることも少なくありません。
詰まりやすい場合の対策
歯に物が詰まるストレスから解放されるには、自己流のケアに頼らず、順序立てた対策が必要です。適切に対処することで、食事中の不快感を軽減できるほか、将来的なトラブルを防ぐことができます。
物が詰まる原因を突き止める

歯に物が詰まる原因はさまざまで、それによって対処法も異なります。原因によっては専門的な治療をしないと症状が改善しないこともあるため、まずは歯科医院で詳しい検査を受け、原因を突き止めましょう。
原因に応じた治療を受ける
歯に物が詰まる原因の多くは、治療によって症状を改善できます。根本的な原因を取り除くことが、ストレスなく食事を楽しむための一番の近道です。
デンタルフロス・歯間ブラシの使用
治療と並行して、日々のケアも欠かせません。加齢による歯ぐきの変化や歯並びの問題など、治療では完全に解決できない部分は、毎食後のケアでカバーする必要があります。歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、すき間に詰まった汚れを丁寧に落としていきましょう。
まとめ
歯に物が詰まることは決して珍しい現象ではありませんが、その背景には虫歯や歯周病、詰め物・被せ物の不具合など、何らかのトラブルが隠れていることがあります。
「少し気になるけど、大丈夫だろう」とそのままにしておくと症状が悪化するだけでなく、最悪な場合、大切な歯を残せなくなることもあるため注意が必要です。とくに、同じ場所がいつも詰まりやすい場合は、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。気になる症状があれば、どうぞお気軽に当院へご相談ください。



