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子どもの歯並びが気になる!治療が必要な症状と原因を詳しく解説

子どもの歯並びが悪いと感じたとき、「このまま自然に治るのか、それとも治療が必要なのか」と悩む保護者の方は少なくありません。今回は、子どもの歯並びで自然な改善が見込めるケースと治療が必要なケース、さらに歯並びが悪くなる原因などをご紹介します。

子どもの歯並びは自然に治るもの?

子どもの歯並びは、年齢や成長に応じて変化していきます。しかし、すべての歯並びの問題が自然に改善するわけではなく、適切な時期に専門的な治療が必要なケースもあります。

自然に改善する可能性のある歯並び

乳歯が生えそろった後や、永久歯が生え始める混合歯列期は、一時的に歯並びが乱れやすいのが特徴です。このような歯並びの乱れの中には、新しい永久歯の萌出やあごの成長にともない、自然と改善するものがあります。例えば、乳歯の「すきっ歯」は成長にともなう一時的な現象で、永久歯が正しい位置に生えるためのスペースを確保する役割があります。また、永久歯の前歯のすき間(正中離開)も、その隣の犬歯が生えてくると自然に閉じるのがほとんどです。

治療が必要な歯並び

乳歯の段階で「出っ歯」や「受け口」といった骨格的な問題(次項で解説)がある場合は、放置せずに歯科医院で早めに相談することが大切です。まだ骨が柔軟で、成長を活かせる時期に適切に対処することで、早期の改善が見込めます。また、永久歯が生えそろう12歳前後になってもすき間が改善されない、あるいは重度の歯並びの乱れも矯正治療が必要になります。いずれの場合も保護者が判断するのは難しいため、お子様の歯並びが気になる場合は、遅くとも10歳までに一度歯科医院で診てもらうことをおすすめします。

悪い歯並びの種類

一般に、治療が必要とされる歯並び(不正咬合)には以下のようなものがあります。

叢生(歯並びがガタガタ)

歯と歯が重なりあっていて、全体がガタガタしている歯並びです。歯の大きさに対してあごが小さく、永久歯が生えるスペースが不足している場合に起こりやすくなります。叢生は見た目の問題のほか、歯磨きが困難なため磨き残しが多くなり、虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

上顎前突(出っ歯)

上の前歯が下の前歯よりも大きく前に突き出た歯並びです。見た目の悩みの原因になることが多く、さらに前歯が突出していることで外傷のリスクも高くなります。また、唇が閉じにくいケースでは口内が乾燥して、口臭や虫歯・歯周病のリスクも高くなるため注意が必要です。上顎前突は成長期に治療を開始することで、あごの成長をコントロールしながら改善できる可能性が高くなります。心理的な影響も考慮し、適切な時期に治療を開始することが重要です。

下顎前突(受け口)

下の前歯が上の前歯よりも前に出ている歯並びです。かみ合わせの問題が生じやすく、放置すると顎関節症など機能的な問題を引き起こす可能性があります。また、サ行やタ行が発音しづらいなど、発音や滑舌に支障をきたすことも少なくありません。下顎前突は成長とともに症状が悪化する傾向があるため、早い時期から適切に対処していくことが重要です。上顎前突同様に、成長期に治療を開始することで、あごの成長をコントロールしながら改善できる可能性が高くなります。

開咬(前歯が閉じない)

奥歯で噛んでも上下の前歯が接触せず、すき間が空いている歯並びです。麺類やパンなどが前歯で噛み切れないほか、奥歯の負担が大きく、将来的に多くの歯を失う可能性が高くなります。開咬は指しゃぶりなどの悪習癖が原因となっているケースも多いため、習癖の改善とともに治療を進めていくことが大切です。

過蓋咬合(上の前歯の噛みこみが深い)

上の前歯が下の前歯に深く覆い被さっていて、下の前歯が見えない状態です。あごの動きが制限されるため関節に負担がかかりやすく、顎関節症のリスクが高まります。また、下の前歯が上の前歯の裏側に当たって、歯ぐきを傷つけてしまうケースも少なくありません。過蓋咬合も早い段階での治療が必要です。

子どもの歯並びが悪くなる原因とは?

子どもの歯並びの乱れには様々な要因が関係しています。原因をよく理解し、予防や早期の対応につなげることが重要です。

遺伝

あごの大きさや形、歯の大きさは遺伝の影響を受けるため、ご家族が不正咬合の場合、その特徴を子どもが引き継ぐ可能性があります。ただし、遺伝的な要因があっても、生活習慣の改善や早期治療により、症状が軽減できる場合もあります。

悪習癖(歯並びが悪くなるクセ・習慣)

指しゃぶりや舌のクセ(舌で前歯を押す・舌を噛む)、口呼吸などの習癖は、歯並びに大きな影響を及ぼします。子どもの歯並びの乱れは、このような悪習癖が原因になっていることが多く、歯並びのほかに口周りの筋肉の発達や顔貌にも影響を与える可能性があるため注意が必要です。3歳までにこれらの悪習癖を発見し、早期に対応することで、歯並びが悪くなるのを未然に防ぐことができます。

虫歯の放置

乳歯の虫歯を放置すると、永久歯の歯並びに悪影響が及びます。とくに、虫歯が原因で乳歯を早い時期に失ってしまうと、永久歯が生えるスペースを確保できなくなるため注意が必要です。「乳歯はいずれ抜けるから」と油断せず、早めの治療を心がけましょう。

まとめ

子どもの歯並びは成長の過程で変化するため、各年齢で注意深く観察していくことが大切です。不正咬合が疑われる場合は早めに歯科医院で相談し、適切に対処することで、歯並びが悪くなるのを未然に防ぐことができます。お子様の歯並びで気になることがあったら、お気軽に当院へご相談ください。